2026年10月26日、ソフトバンクの秋広優人選手が来季の戦力構想から外れたと報じられました。
2025年に巨人からトレードで移籍したばかりの24歳だけに、「なぜ戦力外になったの?」「もうソフトバンクを退団するの?」と気になった方もいるかもしれません。
構想外となった背景には、2026年の1軍出場がゼロだったことや、2軍での打率低迷、チーム内の厳しいポジション争いが考えられます。
ただし、球団が今回の判断理由を正式に詳しく説明したわけではありません。
また、報道によると球団は育成契約を打診する方針で、現時点で退団が確定したわけでもありません。
この記事では、秋広選手が戦力構想外となった背景を2026年の成績や首脳陣の発言から整理し、今後の去就についても確認します。
※この記事は2026年10月26日時点の情報をもとにしています。
秋広優人が戦力構想外になったのはなぜ?考えられる理由
秋広優人選手が来季の戦力構想から外れた背景として考えられるのは、1軍での出場機会の減少、2軍での打撃成績、そしてソフトバンクの選手層の厚さです。
2026年10月26日、スポーツ報知やデイリースポーツは、秋広選手が来季の戦力構想から外れ、球団が育成契約を打診する方針だと報じました。
秋広選手は2023年に巨人で10本塁打を記録した実績がありますが、ソフトバンク移籍後は思うように1軍で結果を残せていません。
ただし、成績やチーム事情はあくまで判断の背景として考えられるものです。球団が公表した正式な理由とは分けて確認する必要があります。
2026年は1軍出場ゼロで出場機会を得られなかった
2026年の秋広選手は、シーズンを通して1軍の公式戦に出場できませんでした。
2025年5月に巨人からソフトバンクへ移籍した際には、5月15日の西武戦で「6番・左翼」として先発出場し、移籍後初安打を記録しています。
しかし、移籍1年目の1軍成績は22試合出場、打率.208、1本塁打、4打点でした。
翌2026年はオープン戦で3本塁打を放ったものの、開幕直前に2軍へ降格。シーズン中も1軍への昇格はありませんでした。
9月28日公開の「鷹フル」では、斉藤和巳2軍監督が秋広選手について、打撃の確実性や数字を高める必要があるという趣旨の発言をしています。
単に出場機会がなかっただけでなく、1軍で起用されるために必要な打撃面の課題も指摘されていたことになります。
2軍では打率.205も10本塁打・50打点を記録
秋広選手は2026年、2軍で10本塁打を記録していました。
長打力を示した一方で、打率は.205にとどまり、安定して安打を重ねることに課題を残したシーズンでした。
2026年のファーム・リーグ西地区での成績は次のとおりです。
| 項目 | 2026年の2軍成績 |
|---|---|
| 出場試合 | 97試合 |
| 打率 | .205 |
| 安打 | 58本 |
| 本塁打 | 10本 |
| 打点 | 50打点 |
| 出塁率 | .335 |
| 長打率 | .371 |
出典:NPB公式・2026年度ファーム・リーグ西地区打撃成績
注目したいのは、打率.205という数字だけでなく、10本塁打と50打点を残していることです。
本塁打数はファーム・リーグ西地区で3位に入っており、長打力は一定の結果を示しています。
一方、斉藤2軍監督は9月のシーズン総括で、秋広選手の長打力を認めながらも、打率の低さや1軍とのレベルの違いに言及しました。
つまり、まったく結果を出せなかったわけではなく、長打力という持ち味を残しながらも、1軍昇格につながる打撃の安定感が足りなかったと考えられます。
一塁・外野のポジション争いも厳しかった
ソフトバンクの選手層の厚さも、秋広選手の出場機会に関係していたと考えられます。
秋広選手は一塁や左翼を守る選手ですが、同じポジションには山川穂高選手や正木智也選手らがいます。
特に正木選手は2026年に活躍し、一塁・左翼のポジション争いで存在感を高めました。
10月26日のスポーツ報知も、秋広選手と同じ守備位置を担う正木選手の台頭について触れています。
ソフトバンクは2026年もパ・リーグ優勝を果たしており、1軍のメンバーに割って入るには厳しい競争がありました。
もちろん、ポジション争いだけが構想外の決定的な理由だったと断定することはできません。
ただ、2軍で長打力を示しながら1軍出場がなかったことを考えると、打撃の確実性とチーム内の競争が重なった可能性はあります。
参考:スポーツ報知|秋広優人が来季戦力構想外、育成再契約を打診へ
球団は戦力構想外の理由を正式に発表している?
2026年10月26日午前の時点で、球団が秋広選手を来季構想外とした詳しい理由を正式に説明した情報は確認できていません。
同日付のスポーツ報知やデイリースポーツは、来季構想外と育成契約打診の方針を報じています。
一方、10月6日にソフトバンクが発表した「来季契約について」では、大江竜聖投手らの名前が挙がっていますが、秋広選手は対象に含まれていませんでした。
そのため、今回の報道については、球団の正式発表と報道内容を混同しないことが大切です。
現時点で確認できるのは、2026年の1軍出場がなかったこと、2軍での打撃成績、そして育成契約を打診する方針が報じられていることです。
球団が具体的な判断理由を明らかにした場合には、その説明を優先して確認する必要があります。
参考:ソフトバンク公式|2026年10月6日「来季契約について」
秋広優人はソフトバンクを退団する?今後の去就
秋広選手がソフトバンクを完全に退団すると決まったわけではありません。
10月26日の報道では、球団が育成選手として再契約を打診する方針だと伝えられています。
今後は本人がどのような契約を結ぶのかが重要になります。
育成契約を打診する方針も再契約は未確定
スポーツ報知とデイリースポーツによると、ソフトバンクは秋広選手に育成契約を打診する方針です。
育成契約が成立すれば、ソフトバンクに所属したまま、再び支配下登録を目指す道が残ります。
ただし、育成契約を打診する方針が報じられたことと、実際に再契約が成立することは別です。
10月26日午前時点では、秋広選手が育成契約を受け入れたという正式発表は確認できていません。
今後の契約については、球団や本人からの発表を確認する必要があります。
参考:デイリースポーツ|秋広優人が来季構想外、育成契約を打診へ
戦力構想外と育成契約の違いは?
戦力構想外と育成契約は、同じ意味ではありません。
戦力構想外は、球団が来季のチーム編成において、これまでと同じ形で選手を起用・契約する方針ではないことを表す言葉です。
一方、育成契約は選手として球団に所属しながら、支配下登録を目指す契約です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 戦力構想外 | 来季の戦力編成に含まれないという判断 |
| 支配下選手 | 1軍公式戦に出場できる登録区分 |
| 育成選手 | 1軍公式戦に出るには支配下登録が必要 |
| 自由契約選手 | 公示後、他球団とも契約交渉ができる選手 |
NPBでは、支配下登録できる選手の上限は1球団70人と定められています。
育成選手になった場合、そのまま1軍公式戦へ出場することはできません。再び1軍でプレーするには支配下登録が必要になります。
秋広選手の場合も、仮に育成再契約が成立すれば、まずは支配下復帰を目指すことになります。
なお、巨人の浅野翔吾選手についても、2026年10月25日に自由契約と育成再契約の方針が報じられています。
自由契約と戦力外の違いを詳しく知りたい方は、浅野翔吾はなぜ自由契約?戦力外との違いと育成契約の見通しも参考にしてください。
他球団への移籍の可能性はある?
秋広選手が今後自由契約選手として公示された場合には、他球団と契約する道も開かれます。
NPBの野球協約では、自由契約選手として公示された選手は、いずれの球団とも選手契約を結ぶことができると定められています。
ただし、秋広選手が他球団への移籍を希望しているのか、実際に獲得を検討している球団があるのかは、現時点で確認できていません。
育成契約によってソフトバンクに残るのか、それとも別の選択をするのか。
今後の去就については、球団の正式発表や本人の意向が明らかになるまで断定できない状況です。
秋広優人は巨人時代からなぜ出場機会が減った?
秋広選手は巨人時代の2023年に1軍で121試合に出場しましたが、翌2024年から出場機会が大きく減りました。
2025年5月にはソフトバンクへトレード移籍し、新天地での再起を目指していました。
2023年は121試合出場で10本塁打を記録
秋広選手が1軍で最も多く出場したのは、巨人に所属していた2023年です。
この年は121試合に出場し、打率.273、10本塁打、41打点を記録しました。
当時は将来の主力打者として期待され、その後、松井秀喜さんが巨人時代につけていた背番号55を受け継いでいます。
しかし、2024年は1軍で26試合の出場にとどまり、本塁打もゼロでした。
2025年も巨人では5試合の出場で、打率.143という成績でした。
主な1軍成績を比較すると、次のようになります。
| 年度 | 所属球団 | 試合数 | 打率 | 本塁打 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年 | 巨人 | 121 | .273 | 10 |
| 2024年 | 巨人 | 26 | .261 | 0 |
| 2025年 | 巨人 | 5 | .143 | 0 |
| 2025年 | ソフトバンク | 22 | .208 | 1 |
| 2026年 | ソフトバンク | 0 | ― | 0 |
2023年の活躍があった一方で、その後は1軍で十分な出場機会を確保できなかったことが分かります。
ただし、出場試合数の減少について、打撃成績だけが原因だったと断定することはできません。
2025年に巨人からソフトバンクへトレード移籍
秋広選手は2025年5月12日、巨人からソフトバンクへトレード移籍しました。
このトレードは、巨人の秋広優人選手・大江竜聖投手と、ソフトバンクのリチャード選手による2対1の交換トレードでした。
ソフトバンクの公式サイトでも、同日にトレード成立が発表されています。
当時、巨人は岡本和真選手の負傷離脱もあり、長打力のある右打者を必要としていました。
一方、ソフトバンクにとって秋広選手は、一塁や外野を守れる左打者として期待された補強選手でした。
移籍後は1軍22試合に出場しましたが、2026年は1軍出場がないままシーズンを終えています。
巨人で121試合に出場した実績があり、ファームでは2026年も10本塁打を記録している秋広選手。
今回の構想外報道は厳しい内容ですが、育成契約を打診する方針も報じられています。
現時点で退団や現役引退が決定したわけではなく、今後の契約については正式発表を確認する必要があります。
参考:ソフトバンク公式|2025年5月12日「読売ジャイアンツとの交換トレードについて」

